つきひとの資産形成するブログ

老後資金を貯蓄と資産運用でどうにかする記録

eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)の信託報酬の引き下げ

SBI・バンガード・S&P500の登場により、業界最低水準の運用コストを目指すとしていた eMAXIS Slim シリーズが追従してくるのではないかと待っていましたが、SBI・バンガード・S&P500の発売以降も追従する様子もなく、諦めるのかと思いきや、おくれてはしまったものの、ようやく信託報酬の引き下げが行われることになりました。

emaxis.jp

同時に全世界株式インデックスファンドも信託報酬を引き下げてきました。

インデックス積立をして1年程度ですが、つみたてNISAにてインデックス積立を行っているため、のりかえは免税のメリットが得られにくくなるため、他にコストの安いインデックスファンドがでたときにも、ほいほいと乗り換えできません。

インデックス積立でコントロールできるところはどこに投資するかと、コストを削るかだけのため、業界最低水準の運用コストを目指すとしているeMAXIS Slimシリーズはのりかえを考えずにずっと積み立てて良いと思います。

信託報酬が同水準なので、コストは同じだろうと思ってしまうのですが、隠れコストがあり、実質コストはもっとかかっています。仕組み上、SBI・バンガード・S&P500ファンドよりも eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)のほうが実質コストが安いと思われるので、こつこつ eMAXIS Slim シリーズを買っていきたいと思います。

21世紀の資本に見る投資をすべき理由

トマ・ピケティ氏が著した「21世紀の資本」ですが、近年の経済における研究をまとめたものです。内容としては、「r > g」で、rは資本の平均年間収益率で、gは経済成長率を示しています。端的に言うと、資本の増加は経済成長を上回るということで、資本を持っている人は経済成長以上に資本を増やしている。という事になります。これは、経済の仕組みからこうなるという理論ではなく、これまでの実際のデータから導き出される結果であることも注目に値します。

 

このことから、資本を持っている資本家と、労働者では資産の差が開いていき、格差が広がって行くということが分かります。

 

そこで私は、個人でできる事はできるだけ資産を増やし、資本として社会に投じ、経済成長以上の収益を得て、さらに資産を増やすこと。これしかないと考えました。格差の元凶が資産の有無であるなら、生活を質素倹約し、資産を少しでも投資に回し、資本収益として得る事が格差社会を生き残る術だと思います。